<グーグル向け表記>本記事は毒親(英:toxic parent)およびアダルトチルドレン(英:adult children)について記載しています。この記事は卑猥な内容を含みません。
HSP事務員ブロガーの白湯です。
XでもHSPに関する情報を発信しています!
このブログにたどり着いた皆さんであれば、HSPの意味については理解しているでしょう。HSPは、Highly Sensitive Personの略称。色々な刺激に敏感な人を指します。
では、毒親とは?アダルトチルドレンとは?と聞かれたらどうでしょう。毒親はうっすら意味がわかるかもしれません。アダルトチルドレンはどうですか?
大人の子供?大人なのに子供?う~ん…?といった感じで、これまたイメージがふんわりしているでしょう。
この記事では
- 毒親とは
- アダルトチルドレンとは
- HSPとどういった関係性があるのか
について、体験談を含めて解説します。
それではどうぞ~!
毒親の特徴
毒親、という言葉は辞書には存在しませんが、wikipedia上このように記載されています。
毒親(どくおや、英: toxic parents)は、毒と比喩されるような悪影響を子供に及ぼす親に対して[1][2]、1989年にスーザン・フォワード(Susan Forward)が作った言葉である[3]。
引用:毒親
つまり子供の成長に良くない影響を与える親、それが毒親。
代表的にあげられるものはこちら。
- 無関心、育児放棄
- 虐待
- 子供への暴言や心理的攻撃
- 親の価値観を子供に押し付ける(支配)
- 過干渉、過保護
身体に傷をつける虐待行為だけではなく、子供を心理的に支配する行為も立派な毒親の特徴です。
凪のお暇という作品があります。
毒親についてイメージが湧かない人は、まずこの作品を読んでほしいです。毒親描写が多いのは7巻です。
毒親の心理
毒親になりやすい人として、親自身が精神的に自立していないケースが多いそうです。
噛み砕いて言うと、親なのに心が子供のまま。
親ならば、最終的には子供の成長・自立を願い、いわゆる子離れをしていくもの。
しかしそれができず、子供に依存し、自分の支配下に置いてコントロールするのが毒親なのです。
また、恐ろしいことに毒親には毒親の自覚がないケースがとても多いそう。
私がブチ切れる(以後接触を拒否する)その時まで、両親ともに母親が毒親であることを認めませんでした。
毒親の行動例※経験談
ベージュ系が大好きな私に、1着もベージュ系の服は買ってこなかった母。イエベですよ私。
私は母親が毒親です。ぱっと思いつくあたりで、こういった経験があります。
- 秀才に育てようとされた結果、小2で中3レベルの問題を解かせられる。解けるまで部屋に軟禁。
- テストの点が悪いと、玄関先で反省会。なぜ間違えたか親が納得するまで家には上がれない。
- 親の好みの服しか着ることができない。好みじゃない服を自分で買うと「似合わない、着ない方が良い」と怒り出す。
- 社会人になっても、月2~3回のペースで家に来る。勝手に部屋を改造したり、私物を置く。
- 私が暮らす家なのに勝手に掃除をしては、「あなたは何もできない」と否定する。
- 拒否しているのに必要のない物資や服を送ってくる。
- 私がどんなに激貧生活を送っていても、金銭的援助は絶対にしてこない。
とにかく自分の理想通りに子供が動かないと怒る・否定する。自分の考えを否定されるのも嫌いなので、反論するとさらに強い否定。
こうして後術するアダルトチルドレンが生まれてしまうのです。
アダルトチルドレン(AC)の特徴
アダルトチルドレンとは、毒親の下で育った結果社会で生きづらさを感じている人。
なんといっても自己肯定感が低い。自分で自分のことを愛せない。
自分が自分を嫌いだから、誰かにありのままの自分を愛してほしい。そうしたらきっと、自分を好きになれるだろう。自信を持てるだろう。
こういった考えを持ってしまい、他者への依存に発展します。
毒親とアダルトチルドレンの関係
つまりは、アダルトチルドレンが生まれる原因は毒親です。
自己愛を持てなかった親が子供を育てた結果、自己愛を持てない子供になってしまう。
子供は親を選べません。
事前に対策も打てず、アダルトチルドレンの心のケアに悩む人は多いです。私もその1人でした。
HSPと毒親の関係
HSPは生まれ持った性質であり、ネガティブな要素だけではありません。
しかし毒親の環境で育ったHSPは、HSP独自の力や苦しみが増すでしょう。
以前紹介した下記4タイプ(各リンクに解説があります)のHSPが、毒親に育てられたらどうなるか。
- 心を読むのが得意なエンパスタイプのHSP
- 五感に優れたセンサータイプのHSP
- 考察・分析力が高いインテレクトタイプのHSP
- 平和主義なインクルーシブタイプのHSP
各HSPの苦手なことが、怒られた(または否定された)経験と絡まって、自分の意見の発信をより躊躇してしまいます。
また、恐怖から回避するために、我慢したり、自分に非がないのに謝罪する回数が増えてしまうのです。
育った環境上ついてしまった癖というのは、簡単に抜けません。
「●●したいのに」「●●って言いたいのに」
常にそんな思いを抱える反面「どうせ否定される」といった諦めが心を支配して。結局今日も、何も口にできないまま。
そんな苦しみを何十年も抱えて、親のせいだ!って文句も言えないまま、私は生きてきました。
本日のまとめ!
結論から言うと私は今母親と一切接触を取っていません。
これも後々話していこうと思うのですが、母親に「あなたは毒親でした」とLINEしています。それがまともに会話した最後です。
家にあった母親の私物も返送もしくは破棄しました。私に着せたかったのであろう100着以上の服は売りました。
毒親とアダルトチルドレン。この言葉もHSP同様に、より認知されてほしい言葉なのです。
それではまた~!
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