HSPブロガーの白湯です。
XでもHSPに関する情報を発信しています!
先日Xにて、こんなポストと公表をいたしまして。
これからこのブログでも、「毒親のこと」「摂食障害のこと」を書いていこうと考えています。
それにあたり、まずは摂食障害のことを。
- 摂食障害とはそもそもどんな病気か
- 私が摂食障害になるまで~現在の症状
について記しておこうと思います。
※注意※
本記事は摂食障害に伴う記事となります。食事に伴う異常行動等の記載、初潮の記載がございますため、苦手なかたは記事の閲覧をお控えいただきますようお願い申し上げます。
それではどうぞ~!
摂食障害とは?〜種類と症状〜
毎年脂質異常をたたき出す女。
摂食障害とは、「食行動(何かを食べる・飲む)時に様々な問題を起こしてしまう病気」です。
摂食障害はあくまで全体の名称で、中分類として神経性過食症(通称:過食症)と神経性やせ症(通称:拒食症)が存在します。
過食症と拒食症の違い
過食症と拒食症は真逆。
- 過食症:びっくりするほどいっぱい食べる「むちゃ食い」をする(そのあと「排泄行動」を伴うケースが多い)
- 拒食症:びっくりするほど食べない
ずっと過食症(拒食症)の方もいれば、私のように過食症と拒食症を交互に繰り返す方もいます。
排泄行動とは、トイレに長く滞在してしまうこと、とでも言いましょうか。
摂食障害の主な症状
症状について。過食症と拒食症で若干の違いがあります。
2つに共通する思いは「体重が増えることが怖い」です。
食べることが嫌いではないのです。むしろ好き。
痩せるのが怖くて、食べない。痩せるのが怖くて、排泄行動を起こす。
そんな生活を続けていると当然、身体にも影響が出てきます。
- 過食症:カリウム値低下→むくみ、便秘、低血糖、中性脂肪異常
- 拒食症:全身疲労感、息切れ、抜け毛
特に辛かったのは拒食症の疲労感で、階段を数段昇っただけで全力疾走したような息切れを起こしていました。
過食症の今
今は過食症です。やっぱり食べることも好きだし、美味しいものを食べると幸せになる。
だけど、食べたあとに排泄行動を起こしてしまう。嘔吐が苦手で、市販の下剤を飲みすぎてしまう。
家でしかお腹を下さないようにコントロールして下剤を飲み、夜は起きるたびトイレ、起きるたびトイレ。気付けば朝…
今は摂食障害に理解のある数少ない知人の前以外、公共の場では3食きっちり取っています。
排泄行動も行わないようにしています。
昔は所かまわず下剤を飲んでいましたが、長年の時を経てかなり克服しました。
1人でいる時のむちゃ食いは、まだ辞めることは出来ていません。
ぱっと見、私が摂食障害、と言われてもわからない…はずです。
もちろんこれは一例であり、全ての人達が同じ症状を起こすわけではありません。たくさん吐いてしまう方もいれば、排泄行動を起こさずに体重が増えて苦しむ方もいる。
摂食障害の原因〜心理的要因と環境〜
摂食障害の原因に1番多いとされるのはストレス。心理的負荷を過食で埋めたり、ストレスから食べ物に強い抵抗を示してしまったり。
誰かから言われた言葉が刺さって、痩せなきゃという強迫観念の鎖に囚われる。そのうちどんなに体重を落としても、自分の納得行くまで減らさないと気が済まなくなる。
納得なんていくことはないのに。
私の摂食障害=母親が原点
私に摂食障害の「芽」を植えたのは間違いなく母親です。
小学校のころから「体重が40kgを超えたら初潮が来るんだよ」と言われ続けていたから。
小学校は30キロ台で終了し中学校1年生の入学式。
40.1kgになった私は初潮を迎え号泣しました。怒られてしまうと恐怖したのです。
この朝の出来事を、今でも鮮明に覚えています。あの日から今日まで、家にいるときは毎朝体重を測定しています。
この呪いがなかったら、摂食障害という単語を知らないで生きることができたのかもしれません。
私を変えた”あの”番組
それから中学・高校生活を経て大学生に。実はこの間、「体重が増えているな」と認識しつつも食への異常行動は現れていませんでした。
大学生になり、体重は過去最高になったころ(bmi24くらい)。たまたま見ていた世界仰天ニュース。
1988年、イギリス。
16歳のルースは体重が95キロあった。
年頃の女の子という事もあり、自分の体重がコンプレックスになっていた
そんなルース、イギリスで市販されている下剤をダイエット目的で飲み始めた。
すると翌朝、腹に感じたことのない痛みが。
この下剤の効き目は絶大だった。
引用:太った女性のいけない減量法|ザ!世界仰天ニュース|日本テレビ (ntv.co.jp)
世界仰天、というくらいですから注意喚起を示す趣旨であることは理解していました。しかし当初の私はこっちの気持ちの方が大きかった。
下剤を飲むと痩せられるんだ…!
家の薬箱にあった市販の下剤を10粒飲んで(1回に2粒推奨)、夜通しトイレにこもった翌朝。
体重計の数値は、マイナス2kgを示していました。
浮気発覚で拒食症へ
当時、恋人と半同棲していた私。恋人と一緒に様々なバーや居酒屋を回っていた日々。
その裏、体重増加に恐怖。下剤乱用を隠して、トイレや学校で薬を飲む生活。
深夜2時くらいでしたか、排泄行動(つまりトイレ)で目覚めた私の目に映った通知。
「今日は●●●でした。彼女さんにバレませんでしたか?」(さすがにポリシー違反食らいそうなので伏せます。下ネタです)
「今日はゲーム仲間の男友達と飲みに行く」と言ってた恋人。今、視界に映っている名前は2人が行きつけにしていたお店の女性スタッフ。なんで、その名前があるの?
その夜から、食べたいのに食べられない日々が始まりました。
心は食べ物を求めているのに、身体が食べ物を拒否するのです。
度重なる嘔吐を繰り返して1週間後には急性胃炎で救急車。
恋人の浮気を追求出来ぬまま、最後に言われた言葉は「魅力がない」でした。
鏡に映った鶏ガラみたいな身体と痩せこけた頬を見て、何も返すことが出来ませんでした。
そして今は過食症
時の経過と共に、拒食症から過食症へリターン。
夜勤のない仕事に変え、時の経過と共に恋人と別れた傷も癒えてきたこと。
破局後すぐに東京に住まいを移して、関東の美味しいものに沢山巡り会ったこと。
その反面、やっぱり体重が増えることに恐怖していたこと。
これがリターンの理由になります。
克服を目指して少しずつ前進しています。
下剤乱用をやめられたのか?答えはNOです。
それでも昔より使用量を大幅に減らしました。具体的な使用量については今回割愛しますが、全盛期が10なら今は4くらい。
摂食障害の自力克服を目指して
玄米マグロポキ丼。自炊が増えてレパートリーも拡大中。
美味しいものを食べながら健康的に暮らす。
これが私の目標です!
現時点で私が続けている摂食障害の自力克服法は以下2点。
健康的な「むちゃ食い」
平日は積極的に食事コントロールを行っています。
豆腐、野菜、鶏肉…いわゆる低カロリー高たんぱくと呼ばれる食べ物を中心に摂取を心がけています。
摂食障害界隈の言葉で言うと許可食です。
これなら多少たくさん食べても(むちゃ食いしても)体重にあまり影響しません。
金夜~日昼は仕事も休みなので、あまり制限はしません。カロリーも気にせず、食べたいものを食べています。
平日は抑えて、土日で少しはっちゃける。
平日も好きなように食べていくのが最終目標ですが、食べた分だけ太る恐怖に、私はまだ勝つことができません。
自分と向き合い、自分を認めること
母親に認めてもらえなかった私に常にあるのは承認欲求、寂しさでした。そこで。
今日は1駅分歩いた。今日は夜に下剤飲まなかった。3食きちんと食べた。小さな努力を自分で褒め続けることを続けています。
色々あって始めたこれが意外と効果を示していて、下剤を減らすことができた大きな理由でもあります。
本日のまとめ!
実はこのブログ開設前、HSPのことをまとめた本の自費出版を考えていました。費用の用意が難しくて始めたのがこのブログ。なんだかんだとHSPの皆さん、そうではない皆さんに訪問いただいております。
「過去の自分が読みたかった記事」を裏テーマに本ブログは運営しています。世界のどこかで、今も私と同じ悩みや症状で苦しむ人がいるのなら。1人じゃないよ!わかるよ!って、このブログで叫んでいる奴がいることに気付いてほしいな…と。
ちょっとキラキラすぎる終わり方になってしまいましたが、この記事はイントロダクション!これからも体験談を交えたあなたの悩みの解決策を、私は提案していきます!
それではまた~!
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